勢いで買ったHP Proliant ML150
先月、勢いで買ったSATAでSmart Array E200(Raid Controller)付きのサーバ。普通にOSをいれて動かす分にはいいが、リリースする前に管理ツールを一通り使いこなせるようにHPの管理ツールを試しているところ。
また、これがどのソフトがどういうやくわりで何してくれるとかわかりにくい・・・
ひとまず目標は以下のとおり、現在進行形です。
- 管理ツールの全体構成を理解する
- インストールをなんとかする
- 管理ツールの利用方法を理解する。
実際に障害を起こさせて復旧したりとかシミュレーションしたりとかもしたいところ。稼働の問題もあるし、サービス品質の目標は、止まるのはしかたがないけど、データの損失だけはなんとか避けるってところが限界ですかね。まあ、お客さんが使いたいときに使えなかったってのは、ひとまず温かい目で見てもらえたらな〜
さて、まず
HPのProliant ML150で使えるツールを理解する
サーバを買ったはいいけど、いままでアプリの作成に没頭するあまり、なかなか本番環境の構築ができてませんでした。本番環境ではある程度の信頼性がほしいということでまずは純正の管理ツールをなんとかしていきたいと思う。
HPのサイトで昨日は一晩ソフトウェアの相関関係を眺めてました。サイトの構造がまったくわからないのでリンクをたどるだけで一苦労です。結局のところ、わかったことは、Linuxで使えるHPの管理ツールは以下のページにあるものということになるのかなというぐらいです。
Linux用管理ツールについての技術情報
いまの自分の目標においては、ひとまず抑えなきゃいけなさそうなキーワードは、以下のとおり
SmartStart
LDU - Deployment Utility for Linux
PSP - ProLiant Support Pack
SMH - System Management Homepage
SIM - System Insight Manager
ACU/ACU-CLI - Array Configuration Utility/Command Line Interface
そんだけ聞いてもわかるわけがない。そもそもそれがサービスなのかソフトウェアなのか概念なのかブランド名なのかまったくわかんない状態。
SmartStart
各種ユーティリティが入ったCDだと思えば良さそうです。Proliantには添付されているっぽいですが、見てないです。
LDU
各種ユーティリティのインストーラです。
PSP
LDUと各種ユーティリティを含んだパッケージです。
PSPを起動すると、LDUが起動して、各種ユーティリティをインストールします。
SMH
各種ユーティリティをインストール後にシステム管理のための管理ページになります。
SIM
(たぶん複数のサーバとかを一括で?)システム管理用のツール。
ACU
今回これだけあればなんとかなるわけだが、Raidコントローラの管理ツール。
管理ツールはもっとたくさんあるが、結局各種管理ツールを使う上で全体像を概観すると、要するに
SmartStartもしくはダウンロードでPSPを入手してLDUを使ってSMH,SIM,ACUなどをインストール、SMH経由でSIM,ACUなどの管理ツールを利用する。
この順(逆も可)で理解してゆけば良さそうな感じ。
ひとまず、使ってみる管理ツールはSMH、ACU、余裕があればSIMだけということにしようかな。
インストールをなんとかする
さて、各種ツールをまとめたものは、以下からダウンロードできます。
PSP: ProLiant Support Pack v7.91/v7.92対応環境とインストール方法について
ひとまず今回の環境がCentOS5.1なので、
psp-7.92.rhel5.linux.en.tar.gz
を試したいところですが、wgetして、tarしてできたフォルダに
./install791.sh
しろと書いてある。これで一応、必要なものは一通り入るはずなんだが、やってみましたが、まず、
libgtk-1.2.so.0
がないと言うエラーでダメでした。
yum -y install libgtk-1.2.so.0
kernel-devel、compat-libstdc++、headerなどもいるみたいね。
で再度、
./install791.sh
思いっきりサポート対象外のエラーで失敗
./install791.sh -f
もダメみたい。
ググってみると
http://linux.derkeiler.com/Newsgroups/linux.redhat/2006-05/msg00184.html
make a copy of /etc/redhat-release and copy a (official) RHEL /etc/redhat-release onto your CentOS system... then install hpsmh. then move the copy of CentOS redhat-release back.
i just tried it.
にある通り、RedHatのフリをして、ツールをだまくらかさないとダメみたい。
/etc/redhat-releaseの中身を
Red Hat Enterprise Linux ES release 5 (Tikanga)
にしてみます。
./install791.sh
あー。通るみたい。でもSMHは入りませんね。
エラーでてます。しかも終了してもLDUが起動しっぱなしでCPU使用率100%とかになってます。危険。
さらにググると、こんなスレ
http://oss.poyo.jp/pipermail/centos-users/2007-February/015236.html
私もHPサーバーを愛用しておりまして RHEL、CentOS、PSPも使用しております。 CentOSへのPSPインストールですが 下記をを/etc/redhat-release に追記することで インストールできました。 Red Hat Enterprise Linux ES release 4 (Nahant) お試しください。
ということでRHEL4に偽装してみる。
なんかいけたみたい。ひとまずインストールが成功したらしい。RHEL4に偽装してRHEL5用のツールをいれたのが気持ち悪いのでOS再インストールしてもう一回この手順をいろいろ試してみることにします。
続き
CentOS 5.1を再インストールしなおして、PSPのインストール再チャレンジ。まず、かなりなんとなく感強いまま以下をインストール。
yum -y install libgtk-1.2.so.0 yum -y install glibc-devel yum -y install kernel-devel yum -y install kernel-headers yum -y install binutil yum -y install rpm-devel
/etc/redhat-releaseを
CentOS 5.1 (final)
から以下に変更。
Red Hat Enterprise Linux ES release 5 (Tikanga)
その後、先ほどと同じく
./install791.sh
すると
compat-db-4.1.25-9.i386.rpm compat-gcc-32-3.2.3-47.3.i386.rpm compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2.i386.rpm compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3.i386.rpm compat-gcc-32-c++-3.2.3-47.3.i386.rpm May we install these packages now? [Y]
といわれるのでYでEnter。
続いて、LDUが立ち上がるので全部インストール。しばらくかかりますが、全部エラー無しでインストール完了。おー。ごまかせるもんだねー。ツールを落とすとリブートするか?と聞かれるので、リブート。
う〜ん。起動しない。
HPのサイトの情報を見る限り以下のようなことがかかれているが・・・。
RHEL5.1(Update1)に於いては ACUと ACU-CLIが安定して稼動しない現象が見られます。詳細は ACUと ACU-CLIのサイト内リンク技術情報をご覧ください。
あのー。技術情報のリンクのどこを見ればいいのかもう少し親切なリンクの張り方をしてもらえませんでしょうか。なかなか答えにたどり着けません。